発達障害関係の本・ご紹介Blog

~『パパはアスペルガー!』の副ブログ~ 発達障害に関する本の書評を、アスペルガー症候群の夫を持つ配偶者の視点から、書いて見ようと思います。

特別支援教育に関する本

『 「気になる子ども」のサポートシステム』

読字障害(LD=学習障害のひとつ/『どくじしょうがい』と読みます=字を書くことはできますが、読むことが困難)の診断の出た、娘のチビひめの就学にあたり、チビひめがサポートしてもらう根拠となる、『特別支援教育』について、少し勉強しています。


* * * * *


従来の特殊学級などによる『特殊教育』は、

 ・特別な「場」による特別な指導
 ・特別支援教育担当の教員が責任を持つ


でした。

対象となる児童生徒は、盲・聾・養護学校や小中学校の特殊学級などに在籍している児童生徒でした。



あらたに推進されている(されようとしている)『特別支援教育』とは、
 

・従来の特殊教育の対象児童生徒
  +学習障害・ADHD・高機能自閉症児が対象となる
 ・通常学級に在籍する児童生徒も『特別支援教育』の対象となる
 ・全校職員が責任を持つ(校内支援体制を確立して対応する)


というものです。
(「気になる子ども」のサポートシステム」P13より要約)

通常級に在籍することになるチビひめは、この『特別支援教育』の対象児童となります。


「で、『特別支援教育』ってなによ?」
と思ったので、この本を手にとって見たのですが、大変わかりやすく、『特別支援教育』とはどんなものであるのか、とても良く理解できました。


* * * * *


と同時に、現在小4の息子ノロリの保護者として小学校にかかわっている範囲で知りうる限りでは、チビひめの通うことになる小学校は、
全くといっていいほど、『特別支援教育』の体制が整っていない、
ということが良くわかりました。


チビひめの就学にあたり、すでに校長面談なども済ませ、『窓口』となっている“らしい”教務主任の先生とも、お話させていただきましたが、この本に書かれている『特別支援教育』が『理想』『最終的な着地点』とすれば、まだ、取り掛かったばかり…というよりは、これから取り掛かりますの段階であることは、間違いなさそうです。

なぜなら、平成19年度までにすべての小中学校に設置させることになっている『校内委員会』は、すでに設置されているらしいのですが、どの先生がメンバーになっているのか、一般の先生はご存じないようです。

また、平成19年度までに学校長が指名することになっている『特別支援教育コーディネーター』も、すでに指名済みであるらしいのですが、これまた一般の先生はどの先生が『特別支援教育コーディネーター』なのかご存じないのです。
それだけではなく、私たち対象児童の保護者の窓口となるはずの『特別支援教育コーディネーター』なのに、いまだに私たちには、どの先生が『特別支援教育コーディネーター』なのか、知らされていないのです。

在校生の親としての感触では、
とりあえず、教頭か教務主任を指名しておけばいいか…
みたいな感じで、教務主任の先生が『特別支援教育コーディネーター』に指名されている気がします。(←単なる推測で、実際のところはわかりません)


* * * * *


この本は、保護者向けでも当事者向けでもなく、どちらかというと
・『校内委員会』のメンバーに選ばれた先生
・『特別支援教育コーディネーター』に指名された先生
・校長先生はじめ、管理職の先生
が、いちばん初めに読むべき本だと思います。


もちろん、本当は一般の先生全員に、しっかり読んでいただいて、『特別支援教育』とはどんなものであるかをしっかり理解していただき、『特別支援教育』を実践していただきたいと思います。


が……


まあ、いきなりこの本の通りにはできっこないので、保護者といっしょにボチボチ形にしていきましょう!といってくださる先生が、ひとりでも増えてくださることを願って、小中学校のすべての先生方に、保護者としてお願いします。

「ぜひ、一読だけはして下さい!お願いします!」





「気になる子ども」のサポ-トシステム [ 新井英靖 ]
「気になる子ども」のサポ-トシステム [ 新井英靖 ]




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『読んで学べるADHDのペアレントトレーニング』

この『読んで学べるADHDのペアレントトレーニング むずかしい子にやさしい子育て』は、タイトルに『ADHDの』とついていますが、特にADHD児のために書かれた本ではないそうです。

以前ご紹介した『「親力」で決まる! 子供を伸ばすために親にできること』にも多少書かれていたのですが、子どもを褒めるための具体的な方法を一冊の本にしたものです。


読んで学べるADHDのペアレントトレーニング [ シンシア・ウィッタム ]
読んで学べるADHDのペアレントトレーニング [ シンシア・ウィッタム ]


+++

子育ての悩みの中に上手な叱り方って、ありますね?

しつけの為には、叱らなくてはならない場合が多々あるけれど、子どもの人格を傷つけず、効果的にしてはいけないことしなければならないことを理解してもらいたい。

そこで、育児書や子育て本には、上手な叱り方とは?みたいなハウツー本があったりします。

けれども、親が本当にしなければならないのは、子どもを上手に褒めることなんです。

上手に褒めることは、上手に叱ることよりも、さらに難しく感じられます。

褒めて育てる

わかっちゃいるけど、ガミガミ母さんをやめられない…。
はい、それは私です。

+++

そんな全国の褒め下手なお母さんたちのために、本当に一から手取り足取り褒め方を教えてくれる、完全マニュアル本。

もしもお子さんがADHDでないならば、200ページ以上あるこの本の中で、必要なのは72ページまでなので、ちょっと無駄が多い気がするかもしれません。

また、著者が外国(アメリカ)の方なので、具体的な例の中には、日本人としてかなり違和感がある部分もあります。

けれども、読んでみる価値は確かにあります。

この読んで学べるADHDのペアレントトレーニング [ シンシア・ウィッタム ]を読んだ後に、先ほどふれた『「親力」で決まる! 子供を伸ばすために親にできること』を読むと、褒め方のコツがつかめるような気がします。

実際に、『怒鳴る母さん』だった私の怒鳴る回数は、ここのところ激減しています。

子どもに
「お母さん、最近怒鳴ってないと思わない?」
と聞いたところ、
「あ~、そういえば、本当にそうだねぇ♪」
と言っていました。

実際は、本のとおりにやっているわけではないのですが、(日本人がこのマニュアルどおりにやるのは、ちょっと合理的過ぎて無理がありそうなんです…)、その言わんとするところを日本風にアレンジ(?)しさえすれば、子育てという基本は同じなので、効果抜群です。

お子さんを褒めて育てたいと思ってらっしゃるすべてのお母さんに、おすすめします。

副産物(?)として、つれあいのQさんを怒鳴る回数も激減したのは、予期せぬうれしいオマケでした。

子育てのイライラが減れば、自分に余裕もでてきて、Qさんの行動も受け止めやすくなるってわけです (^_^)v

私は実行していませんが、『おつれあいを褒めて育てたい方』にも、参考になる本かもしれません(^_^)




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LD児サポートプログラム ~ LD児はどこでつまずくのか,どう教えるのか

初版が2000年7月ですから、もう必要な方は皆さんお手元にあるかと思いますが、すっごく良い本です!
これは使い込めます。

・文章がわかりやすい
・具体的な事例とその理由付けがはっきり解説されている(図入りで)
・使える!具体的な課題集が付いている
  (ゲームを中心とした楽しい課題ばかり♪)
・個々人に必要な課題だけをピックアップして選び易い
  (課題を選ぶ際の遊びの要素の参考表が便利)


理屈っぽい私だからなのかもしれませんが、完全に惚れました
絶対買いです!

(ただし、ご家族とか指導者の方とかに限ると思いますが…。
完全な実用書という感じですので。)




【中古】 LD児サポートプログラム—LD児はどこでつまずくのか、どう教えるのか
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『ソーシャル・ストーリー・ブック 書き方と文例』

体調もいまいち、スケジュールも一杯……
でなかなか本を読むことができません。

そして、今回ご紹介のこの本
『ソーシャル・ストーリー・ブック 書き方と文例』
をテキストに、しばらくソーシャル・ストーリー(もどき?)を書く練習をしていきますので、ますます更新が滞りそうです。


この本は、読みやすくわかりやすい本なので、ソーシャルストーリーの勉強をしようとしている方には、まさにぴったりのテキストになると思います。

思いますが、問題は内容でして……
『ソーシャル・ストーリー』そのものが、とても慎重を要するものなのです。

ですから、神経を使って誤解なきようストーリーを書くという作業が、とてもとても大変なのです。
本の文例をを見て、ストーリーを書いてみて、チェック表(本文中にあります)でチェックしてみても、素人の私には、これでいいのかどうか、わからないのです。
私は、書いたものをチェックしてくださる心理士さんがいるので、良いのですが、独学で正しくストーリーを書けるようになるのは、難しいかもしれません。

だからといって、私もいつもいつも心理士さんにチェックしてもらえるわけではありません。(面談は月に1回以下の頻度ですから…)
緊急(?)の時には、ババっと書いて、チェックもせずにQさんに見せています。
(本当はいけないとは思うのですが、『その場で注意する』が基本ですから仕方ありません)

それでも、この本を読んで勉強する前の
『メモ』や
『お願いの文章』や
『私が作成したQさん用マニュアル』よりも、
『もどき』であっても、この本にのっとって書いたストーリーの方が、格段にQさんに通りがいいのは、確かです。
Qさんの納得度も、高いようです。
(でも書くのは本当に大変です(ToT) )

この本を読む・活用する、に当たっては、P188からの『編訳者あとがき』を熟読してください。
以下、重要な部分を抜粋しておきます。

【ソーシャル・ストーリーは、一人ひとりのASD(自閉症スペクトラム)の子どもを思い浮かべながら、その子どもに合わせオーダーメイドで「仕立てる」という性質のものであり、書き手の側がASDの障害特性を理解した上で、書き方についても十分トレーニングを積む必要があること、困った行動をやめさせたり、期待される行動をおしつけるために書くものではないこと】

【一度、ソーシャル・ストーリーを誤った使い方で導入された子どもは、二度とそれを受け入れられなくなる】という危険性がある

以上を良く理解しわきまえたうえで、生活の中で上手に活用していけたら、本人も家族も、随分とコミュニケーションが楽になることでしょう。

ソーシャル・ストーリーはオーダーメイドですから、他の人のためには使えませんが、他の人が書く場合の参考にはなりますので、上手く書けたものがあったら、メインブログの『パパはアスペルガー!?』の方で、ご紹介するかもしれません。
ご紹介できるレベルのものを、書けるようにゆっくり練習していきます。




【中古】 ソーシャル・ストーリー・ブック 書き方と文例 /キャロルグレイ(著者),服巻智子(訳者) 【中古】afb
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プロフィール
・アスペルガー症候群の夫:Qさん
・1996年生まれの息子:ノロリ
・2001年生まれのLD娘:チビひめ
との生活に、孤軍奮闘中。

メインブログの『パパはアスペルガー!』
で、いろいろ愚痴っています。
はじめにお読みください
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