『みんなのためのルールブック ~あたりまえだけど、とても大切なこと』

この本、うちでは子供版をノロリにプレゼントしたのですが、ノロリ(小2)と一緒に夫も一項目ずつ丁寧に読んでいます。(読んでくれるようお願いしました)
私が言葉でいろいろ言うよりも、よく理解できるようです。
枕元に必ず常備(?)してあります。
もう何回も読んでいますが、息子の方が出来ている項目が多いので、Qさんはちょっと落ち込んでいます。ですが、自分のことを客観的に認識する手助けになっているようです。わかりやすくて、気持ちがやさしくなれて、とてもよい本ですね。

たとえば、話を聞くときは話している人の方を見る…なんてところ、ノロリはできていますが、Qさんはできません。
それどころか、Qさんは私が話をしても、返事をしてくれないのですが、
「Qさんがわかったのかわからないのか、私にはわからないから、返事して」
といくら言ってもダメでした。
でも、私がこの本のページを開いて渡して、
「ほら、小学生だってできることだよ。やったほうがいいことなんだよ。最低限のルールなんだからさっ」
と言い、
ノロリが
「かーさん、ボク、この本の中のこと、いっぱい出来ているね。」
と嬉しそうに言うのを聞いて、
「あー、オレって小学生以下かぁー」
など、ぼやきながらも、思い当たる節があるのか、ほっぽりださずに読んでいます。

私もノロリやちびひめに教えてきたことが載っているので「間違ってなかった!」と確認してホッとしたり、
「同じことを言ってるけど、こういう風に言った方が、確かにわかり易いなぁ」
と参考にしています。

どんなご家庭でも、(子どもがいなくても)読んでみる価値はあると思います。
大人でも、子どもでも、人と接する時のルール・マナーって基本は同じですからね。
ビジネスマンにもお勧めしちゃいます。
そして、アスペルガーの方にも、是非読んでいただきたいです。
この本に書いてあることが、“考えてもみなかったことだ”と感じたら、これを参考になさったら、もう少しスムーズに非自閉圏の人たちとコミュニケートできるのではないでしょうか。
少なくとも、不愉快な誤解をされることが減るような気がします。

書いてあることが、できなくても、やらなくても、いいと思います。
ただ、非自閉圏の最低の「お約束事」ってこんなことかー、と知っておいて損はないのではないでしょうか。あくまでも、参考程度に考えていただいて…ですが…。


みんなのためのルールブック [ ロン・クラーク ]
みんなのためのルールブック [ ロン・クラーク ]




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