『通級による指導』とは、通常級に在籍しつつ、言語障害・情緒障害・弱視・難聴・吃音などの障害がある児童生徒に対して、必要な場合に苦手な部分を個々の障害の状態に応じて、個別、あるいは少人数で特別に指導を、『通級指導教室』で受けることのできる制度です。

平成18年度から、LD・ADHD児も、『通級による指導』の対象児童・生徒と認められました。

『通級指導教室』の設置状況は、各自治体でマチマチです。

各校に1学級以上が望ましいのですが、現実には1中学校区に1学級の割合でさえ、設置されていない地域もあります。(我が地域のことです…)

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『通級による指導』を受けるには、保護者が通常の授業時間中に(放課後の指導時間枠もありますが、すべての子供が放課後の時間枠を取れるわけではありません)、在籍通常級の教室まで子供を迎えに行き、『通級指導教室』の設置校まで連れて行きます。

1時間程度の指導を受けたのち、再び在籍校の在籍級まで保護者が送り届けます。

子供の状態によって、月に1回程度の通級回数の子供もいれば、週に数回通う子供もいます。


在籍校から設置校まで、片道2時間もかかる場合もあり(←我が自治体の現実です……)、子供と保護者の大きな負担になっています。

現在のところ、保護者以外の送迎が認められていないので、両親ともに働いていて祖父母などがいない場合、送迎ができないという理由のみで、必要な通級指導が受けられない児童もいます

中学生は、生徒のみで設置校へ通うこともできるようです。
が、我が自治体では中学生で通級している生徒はいないもようです。(←未確認です。すくなくとも中学校には通級指導教室設置校はありません)

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通級による指導の時間は、在籍校の授業に出席としてカウントされるので、遅刻や早退や欠席や単位不足などの扱いにはなりません。


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蛇足ながら…

私たち家族が住んでいる自治体は、基本的に情緒級という『通級指導教室』でしか、アスペルガー症候群や高機能自閉症児の指導を行ってくれません。

公立の小・中学校は、約160校ありますが、
一般の『通級指導教室』は7教室
情緒級は なんと2教室しかありません!!!

約160校に対して、合計で9教室しか『通級指導教室』が設置されていないので、単純計算で『通級指導教室』1学級で約17校に在籍する対象児童・生徒を受け持つことになります。

指導時間の枠も、指導のできる教員も、圧倒的に足りません。

ですので、『通級指導教室』での指導が必要な子供でも、受け入れてもらえない子供がたくさんいます。


そんな状況の中、比較的近くに『通級指導教室』設置校があり、指導が必要な対象児であるかどうかの(教育委員会による)審査にも通してもらった娘のチビひめは、本当に我が自治体ではまれにみるラッキーガールです。

娘は、指導担当の先生にも恵まれ、楽しく『通級指導教室』に通っています。


娘のように、特別な指導が必要な子供たちのすべてが必要な指導を受けられる日が、一日も早く訪れるように祈るとともに、保護者として、その実現のために、何かできることがあれば、少しずつ世の中に働きかけて行きたいと思います。



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