『LD・ADHDの理解と支援 学校での心理臨床活動と軽度発達障害』は、スクールカウンセラー向けの本です。

心理士・スクールカウンセラーさんが、精神分析的・心理学的アプローチではなく、発達障害の観点から、児童・生徒をサポートするための本です。

また、児童・生徒だけでなく、教師のサポート、そして学校の一員として保護者のサポートをする、そこまで踏み込んだ本でもあります。



心理的な面だけでなく、発達障害かどうかの判断や、その場合の具体的な支援の方法まで、丁寧に書かれています。

専門家ではない私が読むのには、ちょっとかったるかったのですが、内容が全くわからない… というようなこともなく、時間は多少かかりましたが、とても参考になる部分の多い本でした。


特に 第Ⅳ章『支援の実際』の④『学習の支援』、⑥『自己理解と進路の支援』 は、非常に参考になりました。



LD・ADHDの理解と支援 学校での心理臨床活動と軽度発達障害
LD・ADHDの理解と支援 学校での心理臨床活動と軽度発達障害

発行年月 2005年01月


保護者としては、『家庭の役割』などの項目もありますから、専門的な箇所は読み飛ばして、参考になりそうな項目のみを拾い読みしても、十分読み応えがあると思います。

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こんな本を読んで、実践してくださるスクールカウンセラーさんが、いるといいのになぁ~

なにしろ、我が居住地域の自治体は、公立の小・中学校 約160校に対して、スクールカウンセラーさんはたった3人なんです。
しかも、非常勤………

通常は(本業は)、病院などにお勤めされていて、必要な時にだけ呼び出されるらしいです。

理想と現実は、かくも隔たれり………… という感じです。



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