この『きみならどうする LDのためのソーシャルスキル』という本の初版は1991年です。

この4~5年で、発達障碍に関する状況は随分と変わったと思いますので、内容について、多少、現在の一般的な見解とは違ったことが書いてあるかな?と思い、手に取りました。
ですけれど、読んでみて、内容には古臭いところはひとつもなく、十分に役に立つ良書だとわかりました。

この本は、LDの子供向けの本であり、絵本と図解の中間のような形式で、LDの子ども自身が、この本を読みながら学んでいく、自信をつけていく…という形になっています。

登場人物はLDのだいすけ君と、お父さん・お母さん・弟・先生・お友達(4人)です。
だいすけ君が家庭や学校生活の様々な場面で困ったことに出会うと、その都度、その解決法(解決のための考え方)を指導(解説)したり、一緒に考えたりしていく…という形式をとっています。

一つ一つの事例が具体的で、それに対してどうすればよいのか、わかりやすく書いてあり、さらに、編者の上野 一彦 先生が、『カズ先生』として登場し、各事例にワンポイントアドバイスを簡潔にまとめてくれています。

本全体の語り口がとてもやさしく、愛情にあふれていて、この本の制作に携わった方々の思いが、ひしひしと伝わってきて、感動しました。

60ページあまりの本ですが、内容が濃く、本当に手元において実際に役に立つ本だな、と思いました。

LDの子どもだけでなく、アスペルガーや、その他ちょっと個性が強いうちのチビひめなどにも、そのまま応用できると思います。

また、障碍を持たない子どもたちでも、学校生活の中で普通に遭遇するであろう困った場面がたくさん出てきますので、
非発達障碍圏の子どもたちにも、つまりすべての子どもたちに、役立つ本だと思いました。

その証拠に(?)、昨日、もうすぐ3年生が終わり4年生になる息子のノロリは、私がこの本を読むように奨めてもいないのに、自分から手にとって、随分と熱心に長い時間をかけて読んでいました。

ノロリは本好きですが、パラパラッと、あっという間に読んでしまうので、内容が頭に入っているのかいないのか、いつも疑問に思う読み方をする子です。
そのノロリがじっくりとページをめくっていたということは、きっと彼の心に響くもの、参考になるもの、役に立つこと…そんなものがぎっしりだったのではないかと思います。

いつものセリフですが、この本も大人がじっくり読むに値する本です。
というか、お子さんをお持ちの方なら誰でも1度は読んでみる価値ありで、自分の子どもが幼稚園生活や小学校生活をスムーズに送る手助けをするときに、きっと役に立つと思います。








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