メインブログの『パパはアスペルガー!』を始めて、まだ半年ちょっとだという事実に、ハッと気がつきました。
たくさんの方々とたくさんの交流をさせていただき、また、本を読んだり、ネットで調べたり、いろいろ勉強してきて、今日まで、夢中でやってきました。
夢中でがんばってきたのはいいけど、なんだかいっぱしの『素人専門家』気取りになっていたように思います。
ほんとうは、はじめてアスペルガー関係の本を読んでから、まだ1年たっていないヒヨッコなのに、偉そうなことを書いたり、医師に対する不満を持ったり…。
なんだか、恥ずかしくなりました。

そこで、初心に帰って少し発達障害についてまとめてみました。
あくまでも、『私のためのメモ』ですから、間違いもあると思います。
発達障害について知りたい方は、ここに書いてあることを鵜呑みにせず、きちんとした本やサイトで、ご自分自身で調べてください。
また、間違いや誤解があるといけませんので、決してこの記事を転載したりなさらないでください。

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主な発達障害として挙げられるのは以下の4つ
 1.精神遅滞(知的障害・MR)
 2.広汎性発達障害(PDD)
 3.注意欠陥多動性障害(ADHD)
 4.学習障害(LD)

だいたいの目安は、100人のうち
 ・MRは2人
 ・PDDは1人
 ・ADHDは3人
 ・LDは数人位
で、あわせて人口の6%くらい
(この数の中には、Qさんのような『グレーゾーン』とか『ボーダーライン』などといわれる『境界領域』の方たちは、含まれていないようです。)

1.精神遅滞
 知的能力を心理発達テストで評価して
 ・IQ<35は重度精神遅滞
 ・IQ35~50は中度精神遅滞
 ・IQ50~70は軽度精神遅滞
 ・IQ70~85は境界領域知能

2.広汎性発達障害(PDD)
 3歳以前のちいさいうちから以下に当てはまる状態がみられる(『3つ組』といわれているもの)
 ・対人関係が薄くて社会性の発達がわるい
 ・コミュニケ-ションの障害がある
 ・想像力の障害(強いこだわりがある、反復的な行動(常同行動)がみられることがある)

 ・上記の3つが顕著に見られる : 自閉症
 ・特徴はあるけれどそれほど強くない・目立たない・発症年齢が遅い : 非定型自閉症・特定不能の広汎性発達障害
 ・知的発達や言葉の発達の遅れがない・対人関係以外では、ある程度適応能力をもっている : アスペルガ-症候群

 他に、感覚異常を持っていることも多い
 (感情を共有しにくい、察することが難しい、見通しがつかないと著しく不安になる、音や状況に敏感すぎる、時間の感覚が普通と違う…など)

3.注意欠陥多動性障害(ADHD)
 ・日常生活に支障を来すほど多動
 ・注意集中困難
 ・衝動性が目立つ

 4つの実行機能に問題がある?
 ・情報を留め置き、それを引き出すこと:言われたこと、見たことをすぐ忘れてしまう
 ・発語の自己コントロ-ル:ふさわしくない場でのおしゃべり
 ・気分、覚醒状態の制御:興奮しやすい・不適切な場面で眠くなってしまう
 ・行動を分析して新しい行動を作り出す能力の低下:反省したはずの失敗を繰り返してしまう

 ただし、ADHDは他の発達障害と大きく違って、症状やその程度が状況や年齢でかなり変化する
 また、薬物治療が効果を発揮する?


4.学習障害(LD)
 全般的な知的発達の遅れはない
 ・聞く
 ・話す
 ・読む
 ・書く
 ・計算する
 ・推論する能力の習得と使用
 に著しい困難を示すもの

 『一部の能力のみ』が劣っているので
 ・周囲にそのことがわかりにくい(なまけている・わざとやろうとしないなど理解されにくい)
 ・不得意な部分が目立つ → 知的発達全体が遅れているおもわれてしまう
 ・苦手意識 → 苦手な学習や作業を拒否するような二次的な問題
 

アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラムは、PDDの中に含まれ、IQが70以上だと、高機能広汎性発達障害と呼ばれることもあります。

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『障害名・診断名』は、いろいろな分類の仕方があるようで、専門家によってまちまちなのが、現状のようです。
私たち(専門家以外の人)は、あまり厳密に考えず、『名前』にはこだわらなくてもいいかもしれません。

その人・その子なりの症状や状態に対するケアを考える方向に、目と力を向ける方が良いように思います。(← ようやく、こういう気持ちになったばかりですけど…)

・「発達障害って、なに?」と聞かれたときに、自分が答えることができないという事実に気がついたので、書いてみました。
上手くコンパクトにまとめられませんでしたが、自分なりに『だいたいの感じ(?)』をつかんでおきたかったので、細かい修正は追々やっていこうと思います。
・参考にした文献を掲載するのが筋なのですが、ずっと前にあちこちの本やサイトから抜き書きしたメモを見ながら書いたので、記載することができません。あしからずご了承ください。


◆参考◆
高機能広汎性発達障害・アスペルガー症候群の詳しい説明が記載されているサイトさんです。
クリックすると、飛べます。
高機能自閉症・アスペルガー症候群の理解と援助
日本自閉症協会東京都支部 資料集 アスペルガー症候群を知っていますか?




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