発達障害関係の本・ご紹介Blog

~『パパはアスペルガー!』の副ブログ~ 発達障害に関する本の書評を、アスペルガー症候群の夫を持つ配偶者の視点から、書いて見ようと思います。

『気になる子がぐんぐん伸びる授業』

『気になる子がぐんぐん伸びる授業』は、実用書として、とても使いやすくできています。


気になる子がぐんぐん伸びる授業 [ 品川裕香 ]
気になる子がぐんぐん伸びる授業 [ 品川裕香 ]



まず、事例がマンガで示されているのがわかりすい

そして、各事例に対して、望ましくない対応例と、望ましい対応例が簡潔に書かれているので、
「なるほど!」
と、納得しやすいです。


頭では理解しているけれど、ついついやってしまいそうなNG対応。

この対応がマズイことはわかっているけど、でも、じゃあ、実際どうすればOKな対応なのかわからない。


そんな、親や先生のもどかしい気持ちに、かゆいところに手が届くように答えてくれている本です。


+++


まず、皆さんにこの本を手にとっていただき、目次にズラッ~っと並んでいる、57の事例のひとつひとつを眺めていただきたい。
目次を読んでいるだけで、
「この本、使えそうだなぁ~」
という気がしてきます。


そして、我が子、または気になっている教え子に当てはまりそうな事例の項目のページを開いていただきたい。

私だったら
【事例02】読み書きだけでなく、聴くことが苦手な子には?
あたりでしょうか…

NG対応例も、OK対応例も短い文章ながら、対処法だけでなく、しっかりと『何故そうなってしまうのか』『苦手や特徴の背景』『原因と思われること』が書かれているので、読んだ人にセンスがあれば、対応法のバリエーションを自分なりに増やしていけそうな柔軟性もあります。


+++


この『気になる子がぐんぐん伸びる授業』は、『小六教育技術』という雑誌に連載された原稿に加筆修正したものだそうです。

基本的には、小学校高学年の児童を念頭において書かれているそうですが、小・中学校9年間を通して使えるノウハウだということです。

読んでみて、私も9年間十分使えそうだと思いました。


17あるコラムも読み応え十分で、短い文章に、どうしてこんなに平易に大切なことを過不足なく盛り込めるのか、感動ものの文章の上手さです。

著者はノンフィクションライターさんだということですが、実用書としての内容の充実度と使いやすさ、読みやすさのほかに、著者のライターとしての力量のすごさに、感動しました。

こんな文章書けたらいいなぁ~、と、ダラダラ長文書きの自分はうらやましくてなりませんでした。

本の内容も熟読に値しますが、文章を書く上でのお手本としても、手元に置きたいと思った私です。



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『 「気になる子ども」のサポートシステム』

読字障害(LD=学習障害のひとつ/『どくじしょうがい』と読みます=字を書くことはできますが、読むことが困難)の診断の出た、娘のチビひめの就学にあたり、チビひめがサポートしてもらう根拠となる、『特別支援教育』について、少し勉強しています。


* * * * *


従来の特殊学級などによる『特殊教育』は、

 ・特別な「場」による特別な指導
 ・特別支援教育担当の教員が責任を持つ


でした。

対象となる児童生徒は、盲・聾・養護学校や小中学校の特殊学級などに在籍している児童生徒でした。



あらたに推進されている(されようとしている)『特別支援教育』とは、
 

・従来の特殊教育の対象児童生徒
  +学習障害・ADHD・高機能自閉症児が対象となる
 ・通常学級に在籍する児童生徒も『特別支援教育』の対象となる
 ・全校職員が責任を持つ(校内支援体制を確立して対応する)


というものです。
(「気になる子ども」のサポートシステム」P13より要約)

通常級に在籍することになるチビひめは、この『特別支援教育』の対象児童となります。


「で、『特別支援教育』ってなによ?」
と思ったので、この本を手にとって見たのですが、大変わかりやすく、『特別支援教育』とはどんなものであるのか、とても良く理解できました。


* * * * *


と同時に、現在小4の息子ノロリの保護者として小学校にかかわっている範囲で知りうる限りでは、チビひめの通うことになる小学校は、
全くといっていいほど、『特別支援教育』の体制が整っていない、
ということが良くわかりました。


チビひめの就学にあたり、すでに校長面談なども済ませ、『窓口』となっている“らしい”教務主任の先生とも、お話させていただきましたが、この本に書かれている『特別支援教育』が『理想』『最終的な着地点』とすれば、まだ、取り掛かったばかり…というよりは、これから取り掛かりますの段階であることは、間違いなさそうです。

なぜなら、平成19年度までにすべての小中学校に設置させることになっている『校内委員会』は、すでに設置されているらしいのですが、どの先生がメンバーになっているのか、一般の先生はご存じないようです。

また、平成19年度までに学校長が指名することになっている『特別支援教育コーディネーター』も、すでに指名済みであるらしいのですが、これまた一般の先生はどの先生が『特別支援教育コーディネーター』なのかご存じないのです。
それだけではなく、私たち対象児童の保護者の窓口となるはずの『特別支援教育コーディネーター』なのに、いまだに私たちには、どの先生が『特別支援教育コーディネーター』なのか、知らされていないのです。

在校生の親としての感触では、
とりあえず、教頭か教務主任を指名しておけばいいか…
みたいな感じで、教務主任の先生が『特別支援教育コーディネーター』に指名されている気がします。(←単なる推測で、実際のところはわかりません)


* * * * *


この本は、保護者向けでも当事者向けでもなく、どちらかというと
・『校内委員会』のメンバーに選ばれた先生
・『特別支援教育コーディネーター』に指名された先生
・校長先生はじめ、管理職の先生
が、いちばん初めに読むべき本だと思います。


もちろん、本当は一般の先生全員に、しっかり読んでいただいて、『特別支援教育』とはどんなものであるかをしっかり理解していただき、『特別支援教育』を実践していただきたいと思います。


が……


まあ、いきなりこの本の通りにはできっこないので、保護者といっしょにボチボチ形にしていきましょう!といってくださる先生が、ひとりでも増えてくださることを願って、小中学校のすべての先生方に、保護者としてお願いします。

「ぜひ、一読だけはして下さい!お願いします!」





「気になる子ども」のサポ-トシステム [ 新井英靖 ]
「気になる子ども」のサポ-トシステム [ 新井英靖 ]




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『読んで学べるADHDのペアレントトレーニング』

この『読んで学べるADHDのペアレントトレーニング むずかしい子にやさしい子育て』は、タイトルに『ADHDの』とついていますが、特にADHD児のために書かれた本ではないそうです。

以前ご紹介した『「親力」で決まる! 子供を伸ばすために親にできること』にも多少書かれていたのですが、子どもを褒めるための具体的な方法を一冊の本にしたものです。


読んで学べるADHDのペアレントトレーニング [ シンシア・ウィッタム ]
読んで学べるADHDのペアレントトレーニング [ シンシア・ウィッタム ]


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子育ての悩みの中に上手な叱り方って、ありますね?

しつけの為には、叱らなくてはならない場合が多々あるけれど、子どもの人格を傷つけず、効果的にしてはいけないことしなければならないことを理解してもらいたい。

そこで、育児書や子育て本には、上手な叱り方とは?みたいなハウツー本があったりします。

けれども、親が本当にしなければならないのは、子どもを上手に褒めることなんです。

上手に褒めることは、上手に叱ることよりも、さらに難しく感じられます。

褒めて育てる

わかっちゃいるけど、ガミガミ母さんをやめられない…。
はい、それは私です。

+++

そんな全国の褒め下手なお母さんたちのために、本当に一から手取り足取り褒め方を教えてくれる、完全マニュアル本。

もしもお子さんがADHDでないならば、200ページ以上あるこの本の中で、必要なのは72ページまでなので、ちょっと無駄が多い気がするかもしれません。

また、著者が外国(アメリカ)の方なので、具体的な例の中には、日本人としてかなり違和感がある部分もあります。

けれども、読んでみる価値は確かにあります。

この読んで学べるADHDのペアレントトレーニング [ シンシア・ウィッタム ]を読んだ後に、先ほどふれた『「親力」で決まる! 子供を伸ばすために親にできること』を読むと、褒め方のコツがつかめるような気がします。

実際に、『怒鳴る母さん』だった私の怒鳴る回数は、ここのところ激減しています。

子どもに
「お母さん、最近怒鳴ってないと思わない?」
と聞いたところ、
「あ~、そういえば、本当にそうだねぇ♪」
と言っていました。

実際は、本のとおりにやっているわけではないのですが、(日本人がこのマニュアルどおりにやるのは、ちょっと合理的過ぎて無理がありそうなんです…)、その言わんとするところを日本風にアレンジ(?)しさえすれば、子育てという基本は同じなので、効果抜群です。

お子さんを褒めて育てたいと思ってらっしゃるすべてのお母さんに、おすすめします。

副産物(?)として、つれあいのQさんを怒鳴る回数も激減したのは、予期せぬうれしいオマケでした。

子育てのイライラが減れば、自分に余裕もでてきて、Qさんの行動も受け止めやすくなるってわけです (^_^)v

私は実行していませんが、『おつれあいを褒めて育てたい方』にも、参考になる本かもしれません(^_^)




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プロフィール
・アスペルガー症候群の夫:Qさん
・1996年生まれの息子:ノロリ
・2001年生まれのLD娘:チビひめ
との生活に、孤軍奮闘中。

メインブログの『パパはアスペルガー!』
で、いろいろ愚痴っています。
はじめにお読みください
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