発達障害関係の本・ご紹介Blog

~『パパはアスペルガー!』の副ブログ~ 発達障害に関する本の書評を、アスペルガー症候群の夫を持つ配偶者の視点から、書いて見ようと思います。

『アスペルガー的人生』

M病院のK医師に、
「アスペルガー症候群の本を読んでみてください。」
と言われて、Qさんとふたりで選んで、はじめて買い求めたのが、この本『アスペルガー的人生』です。

「アスペルガーって何?ドッペルゲンガーの親戚?」
状態で読んだ本ですから、最初の感想は

「えっ?」「なに?」「マジ?」「うっそー」「こんな人、ほんとにいるの?」「Qさんとは、全然違うじゃん」

というようなものでした。
でも、ところどころで「あっ!」と思う箇所も確かにありました。

著者は、かなりの感覚過敏を持っているので、そちらに目を奪われて、違いばかりが目に付いたのですが、感覚過敏の問題を抜きにしてよくよく読んでみると、なんだか当てはまる部分があるような…。

それでも、後でK医師に
「いかがでしたか?」
ときかれた時には、
「全然違うような気がします」
と答えた記憶があります。そのあと、先生は
「現れ方は、人それぞれですし、軽重もありますし、感覚に問題のない方もいますから…」
とおっしゃられたように記憶しています。

この本を読んだ衝撃は、Qさんがアスペルガーかも、ということよりも、
『アスペルガー症候群というものをもっている方が、世の中に存在する』
という衝撃でした。
だって、まるで違う世界が、そこに描かれていたのですから。

大学の時に、人種・性・階層などの差別問題を、ちょっと学んだことがありますが、それは『人間間の隔たりの問題』だったように思います。
だけど、この障害を持つ方々は、そういう考え方や思想やそんなものの範疇ではなく、もっと根本的に『違う』。

その衝撃は、むしろ、20年以上前にトールキンの『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』を読んだ時の衝撃に、似ていました。
トールキンは『ホビット族』という、架空の種族を創出したのですが、その種族特有の感じ方・考え方・生活様式…など、まったく新しい、人間とは異なる種族を、リアルに詳細にあたかも本当に存在していたかのごとく描き出したのです。
そのトールキンの『創造のちから・想像のちから』、に私は衝撃を受けたのですが、私にとってアスペルガーとの出会いは、ホビット族との出会いのような感覚でした。
しかも、これは、本の中・物語の中のお話ではなく、現実です。

上手く言えないけれど、この本は、私に『人間とは?』という問いを、新たに突きつけてきた、痛い本です。
(全然書評になってなくて、すみません。とにかく、読んでみてください。)


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発達障害とは?~私的メモ・まとめ~

メインブログの『パパはアスペルガー!』を始めて、まだ半年ちょっとだという事実に、ハッと気がつきました。
たくさんの方々とたくさんの交流をさせていただき、また、本を読んだり、ネットで調べたり、いろいろ勉強してきて、今日まで、夢中でやってきました。
夢中でがんばってきたのはいいけど、なんだかいっぱしの『素人専門家』気取りになっていたように思います。
ほんとうは、はじめてアスペルガー関係の本を読んでから、まだ1年たっていないヒヨッコなのに、偉そうなことを書いたり、医師に対する不満を持ったり…。
なんだか、恥ずかしくなりました。

そこで、初心に帰って少し発達障害についてまとめてみました。
あくまでも、『私のためのメモ』ですから、間違いもあると思います。
発達障害について知りたい方は、ここに書いてあることを鵜呑みにせず、きちんとした本やサイトで、ご自分自身で調べてください。
また、間違いや誤解があるといけませんので、決してこの記事を転載したりなさらないでください。

*******************


主な発達障害として挙げられるのは以下の4つ
 1.精神遅滞(知的障害・MR)
 2.広汎性発達障害(PDD)
 3.注意欠陥多動性障害(ADHD)
 4.学習障害(LD)

だいたいの目安は、100人のうち
 ・MRは2人
 ・PDDは1人
 ・ADHDは3人
 ・LDは数人位
で、あわせて人口の6%くらい
(この数の中には、Qさんのような『グレーゾーン』とか『ボーダーライン』などといわれる『境界領域』の方たちは、含まれていないようです。)

1.精神遅滞
 知的能力を心理発達テストで評価して
 ・IQ<35は重度精神遅滞
 ・IQ35~50は中度精神遅滞
 ・IQ50~70は軽度精神遅滞
 ・IQ70~85は境界領域知能

2.広汎性発達障害(PDD)
 3歳以前のちいさいうちから以下に当てはまる状態がみられる(『3つ組』といわれているもの)
 ・対人関係が薄くて社会性の発達がわるい
 ・コミュニケ-ションの障害がある
 ・想像力の障害(強いこだわりがある、反復的な行動(常同行動)がみられることがある)

 ・上記の3つが顕著に見られる : 自閉症
 ・特徴はあるけれどそれほど強くない・目立たない・発症年齢が遅い : 非定型自閉症・特定不能の広汎性発達障害
 ・知的発達や言葉の発達の遅れがない・対人関係以外では、ある程度適応能力をもっている : アスペルガ-症候群

 他に、感覚異常を持っていることも多い
 (感情を共有しにくい、察することが難しい、見通しがつかないと著しく不安になる、音や状況に敏感すぎる、時間の感覚が普通と違う…など)

3.注意欠陥多動性障害(ADHD)
 ・日常生活に支障を来すほど多動
 ・注意集中困難
 ・衝動性が目立つ

 4つの実行機能に問題がある?
 ・情報を留め置き、それを引き出すこと:言われたこと、見たことをすぐ忘れてしまう
 ・発語の自己コントロ-ル:ふさわしくない場でのおしゃべり
 ・気分、覚醒状態の制御:興奮しやすい・不適切な場面で眠くなってしまう
 ・行動を分析して新しい行動を作り出す能力の低下:反省したはずの失敗を繰り返してしまう

 ただし、ADHDは他の発達障害と大きく違って、症状やその程度が状況や年齢でかなり変化する
 また、薬物治療が効果を発揮する?


4.学習障害(LD)
 全般的な知的発達の遅れはない
 ・聞く
 ・話す
 ・読む
 ・書く
 ・計算する
 ・推論する能力の習得と使用
 に著しい困難を示すもの

 『一部の能力のみ』が劣っているので
 ・周囲にそのことがわかりにくい(なまけている・わざとやろうとしないなど理解されにくい)
 ・不得意な部分が目立つ → 知的発達全体が遅れているおもわれてしまう
 ・苦手意識 → 苦手な学習や作業を拒否するような二次的な問題
 

アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラムは、PDDの中に含まれ、IQが70以上だと、高機能広汎性発達障害と呼ばれることもあります。

*******************


『障害名・診断名』は、いろいろな分類の仕方があるようで、専門家によってまちまちなのが、現状のようです。
私たち(専門家以外の人)は、あまり厳密に考えず、『名前』にはこだわらなくてもいいかもしれません。

その人・その子なりの症状や状態に対するケアを考える方向に、目と力を向ける方が良いように思います。(← ようやく、こういう気持ちになったばかりですけど…)

・「発達障害って、なに?」と聞かれたときに、自分が答えることができないという事実に気がついたので、書いてみました。
上手くコンパクトにまとめられませんでしたが、自分なりに『だいたいの感じ(?)』をつかんでおきたかったので、細かい修正は追々やっていこうと思います。
・参考にした文献を掲載するのが筋なのですが、ずっと前にあちこちの本やサイトから抜き書きしたメモを見ながら書いたので、記載することができません。あしからずご了承ください。


◆参考◆
高機能広汎性発達障害・アスペルガー症候群の詳しい説明が記載されているサイトさんです。
クリックすると、飛べます。
高機能自閉症・アスペルガー症候群の理解と援助
日本自閉症協会東京都支部 資料集 アスペルガー症候群を知っていますか?




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私の3大おすすめ絵本 ~ 『ちいさいおうち』

あまりにも定番中の定番、絵本の紹介には必ず出てくる一冊ですので、今さら…と思う方も多いと思いますが、とても好きな絵本なので、ご紹介します。

この、ちいさいおうち改版 [ ヴァージニア・リー・バートン ]という絵本をはじめて読んだのは、子どもへの読み聞かせの時でした。
読みすすめていくうちに、ぼーぼーと涙が止まらなくなってしまったのですが、まだ小さかった子どもには、何故私がこんなにも心を動かされたのか、わからなかったようです。

自分は変わらないのに、どんどんどんどん自分のまわりの環境が変わっていってしまう…その戸惑い。
自分ではどうにもならないことに対して、あがいたりせず、置かれた状況を受容しつつ、でも懐かしき良き昔を忘れることはしない。
だからといって絶望しない、ちいさいおうち。

その『ちいさいおうち』の静かな心持ちに、読んでいる私の心がざわざわとではなく、おおきくゆるくせつなく波立つのです。

子どもに読み聞かせる前に、夜、こっそり、しみじみと、大人の方に読んでいただきたい本です。


ちいさいおうち第47刷改版 [ ヴァージニア・リー・バートン ]
ちいさいおうち第47刷改版 [ ヴァージニア・リー・バートン ]




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プロフィール
・アスペルガー症候群の夫:Qさん
・1996年生まれの息子:ノロリ
・2001年生まれのLD娘:チビひめ
との生活に、孤軍奮闘中。

メインブログの『パパはアスペルガー!』
で、いろいろ愚痴っています。
はじめにお読みください
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