発達障害関係の本・ご紹介Blog

~『パパはアスペルガー!』の副ブログ~ 発達障害に関する本の書評を、アスペルガー症候群の夫を持つ配偶者の視点から、書いて見ようと思います。

『ディスレクシアなんか怖くない!』

『ディスレクシアなんか怖くない! ~家庭でできる読み書きLD解決法』

この本は、ディスレクシアの解説本ではなく、ご自身がディスレクシアである著者デイビス氏が、ご自身で編み出したディスレクシアの解決法『デイビス方式』の実践・説明の本です。
このデイビス氏の下で多数の方・お子さんが、自身の困難さの解決を得られているとのことです。

第1部から第3部までの、ディスレクシアの説明は、正直言って、ディスレクシアではない私には、あまり理解できませんでした。
理論ではなく、感覚の問題ですので、その感覚を持ち合わせていないと、説明されてもよくわからないのです。
だからといって、インチキくさいとかアヤシイというものでは、ありません。

第4部の『デイビス方式』の実践の仕方は、具体的なので、ディスレクシアの方やお子さんの指導・支援をする方には、とてもわかりやすいと思います。

ただ、役者もあとがきで書いているように、ひとくちにディスレクシアといっても千差万別なので、この『デイビス方式』で劇的に世界が変わる人と、まったく役に立たない人がでてきてしまうのは、仕方がないことのようです。
誰でもが、『デイビス方式』で生活の困難さの解決ができるわけではないということです。
また、一方では、一挙に今までの困難が解消されるくらい効果のある方も多数いらっしゃるようですので、すくなくとも試しにやってみようかな、と実践してみる価値はあるのではないでしょうか?
視覚認知が良い方には、効果があるらしいです。

役者のあとがきからの引用です。
アメリカのデイビス方式を教え子に実践している教育者の言葉だそうです。
「世の中にはいろんな子供がいるのだから、どんなに優れた指導メソッドであっても必ずしもすべての子に合うとは限らない。だからこそ、いろんな方法論があっていいはずだ。こどもたちを支援する側の人間として、一つでも多くの指導技術を学んで選択肢を増やしたい。そうすれば生徒も少しはハッピーになれるかもしれないし、彼らが喜んでくれればそれだけで教える自分もうれしい」


※最初の第1部~第3部で、「この本はちょっと……」と思った方は、第4部だけをお読みになっても良いかと思います。
最初のほうだけ読んで、第4部を読まずに終わる…ことがないといいな、と思います。




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『怠けてなんかない!』

アスペルガー症候群やADHDにかかわっていると、周囲の理解を得ることがどんなに難しいことであるか、よくわかります。
しかし、ディスレクシアの理解を得ることは、アスペルガーやADHDなどの理解を得ることよりも、さらに難しそうだ、というのが、この本『怠けてなんかない! ディスレクシア~読む・書く・記憶するのが困難なLD』を読んだ感想です。

アスペルガー症候群児・者としばらく話しをすれば、
「?」「???」「?????」
と、なると思います。
何故かはよくわからなくても、ちょっと意味がとりにくいなぁ、とか、ズレてる?とか、変わってる?と感じると思います。
ADHD児・者なら、落ち着きがないとか、フワフワした感じとか…。
もしも身近にそういう方がいて、その方はアスペルガーなんですよ、とか、ADHDなんですよ、と言われ、詳しく説明されたら、
(ああ、そうなんだ)
と、納得できるかもしれません。

でも、この方はディスレクシア( ⇒ ディスレクシアについて)なんですよ、と言われて説明をされても、果たしておぼろげながらでもその方の困難さを、理解できるでしょうか?
(そんなの、ありえないよー)
と思われてしまいそう。そう思いました。

第1.2章は、10人(10組)のディスレクシア当事者またはその親御さんの体験談の聞き取りが載っています。
読後の感想を語る言葉が見つかりません。

第3章は、現場の対応についてのレポートです。
数としては、涙が出るほど少ないけれど、取り組んでいるところの質は高そうです。
当事者の方なら、徐々に…なんて、悠長なことは言っていられないと思いますが、こういう取り組みをされる現場が、ひとつでも多く、少しでも早く増えてくれればいいのに、と思いました。

第4章は、前記事で抜粋をご紹介した、ディスレクシアについての説明とアメリカのディスレクシア教育事情の紹介です。


この本は、私がはじめて読んだディスレクシアの本ですから、新しく得た知識がたくさんありました。
というよりも、丸ごと一冊知らなかったことが書いてあった、と言う方が正確かもしれません。
その中でも、特に忘れないでおこうと思ったのは、以下の点です。

・「優しく教える、ひたすら繰り返す、個別に指導する」といった従来型の教育方法だけでは、成果が上がらない
・1.聴覚や視覚の情報処理にあるのか?
 2.注意・記憶にあるのか?
 3.認知の問題なのか?
 4.概念の問題なのか?
 そのような学習のつまずきの原因を把握し、神経心理学的観点を取り入れた学習支援を行わなければならない。

最後に、これは、軽度発達障害全般についていつも言えることですが、成人のディスレクシアの方に対する支援も同じで、今のところ成人への支援は皆無に近いようです…。


怠けてなんかない! [ 品川裕香 ]
怠けてなんかない! [ 品川裕香 ]

怠けてなんかない!(2(セカンドシーズン)) [ 品川裕香 ]
怠けてなんかない!(2(セカンドシーズン)) [ 品川裕香 ]

怠けてなんかない!(0(ゼロシーズン)) [ 品川裕香 ]
怠けてなんかない!(0(ゼロシーズン)) [ 品川裕香 ]




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ディスレクシアについて

【ディスレクシアの定義】
知的能力に問題がなく、聴力・視力の機能も正常なのに、読み・書きに関して特徴のあるつまずきや習得の困難を示す(高次脳)機能障害

読みに困難があるので「発達性読字障害」「難読症」といわれることもある。
「発達性」とつけるのは、成人になってからの、交通事故などでの脳のダメージによる「失語症」と、区別するため。

海外では、学習障害の中心症状である「読み書きのLD」として扱われてきた。

【学習障害(LD)の定義】1999年文部省(現・文部科学省)
基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態をさすものである。
学習障害はその原因として中枢神経系になんらかの機能障害があると推定されるが、視覚障害・聴覚障害・知的障害・情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない


【ディスレクシアとADHD・アスペルガー症候群との関係】
<ADHD>

集中力、注意力、衝動性、多動性を自分でコントロールできず、問題の分析や筋道、応用、企画をしていくという脳の実行機能障害
<アスペルガー症候群>
自閉症の一つのカテゴリーで、集団内でのコミュニケーション、つまり社会性や想像性、それに基づく行動(感覚過敏やこだわりなど)に障害があるもの

それぞれが、ディスレクシアを併せ持つ場合がある。

・アスペルガー症候群の人の60%が、ADHDを併せ持つ?
・アスペルガー症候群では、書字(特に漢字)のLDを合併することが多い。ディスレクシアも5~10%くらいいる。



以上、『怠けてなんかない! [ 品川裕香 ]』よりの抜粋です。
書評(感想)は、次回。


怠けてなんかない! [ 品川裕香 ]
怠けてなんかない! [ 品川裕香 ]

怠けてなんかない!(2(セカンドシーズン)) [ 品川裕香 ]
怠けてなんかない!(2(セカンドシーズン)) [ 品川裕香 ]

怠けてなんかない!(0(ゼロシーズン)) [ 品川裕香 ]
怠けてなんかない!(0(ゼロシーズン)) [ 品川裕香 ]




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プロフィール
・アスペルガー症候群の夫:Qさん
・1996年生まれの息子:ノロリ
・2001年生まれのLD娘:チビひめ
との生活に、孤軍奮闘中。

メインブログの『パパはアスペルガー!』
で、いろいろ愚痴っています。
はじめにお読みください
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