発達障害関係の本・ご紹介Blog

~『パパはアスペルガー!』の副ブログ~ 発達障害に関する本の書評を、アスペルガー症候群の夫を持つ配偶者の視点から、書いて見ようと思います。

私の3大おすすめ絵本 ~ 『はなのすきなうし』

むかし      
すぺいんに、


で、はじまるこの絵本『はなのすきなうし』が出版されたのは、1936年。


私がはじめてこの絵本に出会ったのは、小学校4年生だったと思います(これも○十年前だから、十分昔だけど…)が、
『“1936年”だって、おそろしく昔じゃない!』
と思ったのを覚えています。



それぞれの人生には、それぞれの“エポックメイキング”があると思うのですが、私には今まで、“それまでの自分の価値観がひっくり返される”という体験が3度ほどあります。

そのひとつが、この『はなのすきなうし』との出会いでした。


フェルジナンドは、闘牛のうしにあこがれるほかの仔牛たちとは、ちょっと違う趣味と個性を持っています。
みなから一人離れて過ごしているフェルジナンドを、お母さんは心配するのですが、
子どもであるフェルジナンドの気持ちを確かめた上で、

【うしとは いうものの、 よく ものの わかった おかあさんでしたので、
 ふぇるじなんどの すきなように しておいて やりました。】

何が4年生の私の琴線に触れたのかわかりませんが、(あるいは、私の母がこういう母だったからからかもしれません)
「もう、なんてすごいお母さんなんだろう!」と感動して、読んだ覚えがあります。
そして、仲良しのお友達と、低学年に見せるために『紙芝居』を作ったりもしました。
お友達も気に入ってくれたんです。

子どもが生まれてから、子どものために買いなおしたのですが、以来何度も何度も自分のために読んでいます。

『自分の個性に従って生きていいんだよ』というメッセージと、わが子の性格をそのままそっくり受け入れて、
『子どもがいいと思っているなら、他の仔と違っても、安心できる』お母さん。


個性あふれるお子さんをお持ちのお母さんたちが読んだら、ほんわりするのではないかと思う絵本です。

文章も訳もいいのですが、絵もまたいいんです。
すべて白黒で、緻密な感じの絵なのですが、じっくりと隅々まで見てくださいね。
思わず笑ってしまうユーモアあふれる部分が、あちこちに隠れています。



はなのすきなうし [ マンロー・リーフ ]
はなのすきなうし [ マンロー・リーフ ]




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アスペルガー症候群と高機能自閉症『青年期の社会性のために』

もうお読みになった方がほとんどだと思うので、今さらご紹介するのも気が引けるのですが…


【送料無料】 アスペルガー症候群と高機能自閉症 青年期の社会性のために 学研のヒューマンケアブックス / 杉山登志郎 【全集・双書】
【送料無料】 アスペルガー症候群と高機能自閉症 青年期の社会性のために 学研のヒューマンケアブックス / 杉山登志郎 【全集・双書】

は、前作の入門書、

【新品】【本】アスペルガー症候群と高機能自閉症青年期の社会性のために よりよいソーシャルスキルが身につく 杉山登志郎/編著
【新品】【本】アスペルガー症候群と高機能自閉症青年期の社会性のために よりよいソーシャルスキルが身につく 杉山登志郎/編著

に続く本です。

親・教師・医師・療育者・当事者……高機能広汎性発達障害・自閉症スペクトラムにほんの少しでも関わりのある方には、必読の書だと思います。
『基本の書』とでもいいましょうか、手元に置いて一行ずつ丁寧に読み込んでいただきたいし、その都度その都度、繰り返し繰り返し読んでも、新たな側面から参考に出来ることが見えてくる本だと思います。

特に、P6~41の『総説』は、絶対に皆さんに読んでいただきたいなぁと思います。

どこもかしこもお奨め箇所ばかりなので、ご紹介しきれないのですが、『総説』のほかに一点だけ挙げるとすれば、
P93~94の『高機能児が虐待を受ける要因』①~⑦
をご紹介します。
親が高機能児を虐待してしまいがちな要因が7つ挙がっているのですが、
親 → 私(妻)
児 → Qさん(夫)
と読み替えることが可能だと思ったからです。
①②③⑥はそっくりそのままですし、
④の
“養育者は不当な非難にさらされて育児に関して不全感をもち、自己評価が下がって疲弊しがちで、子供に対して被害的になりやすい”
という要因は、
“妻として、夫の言動・行動を周囲からいろいろ言われ続けて、夫婦関係に関して不全感をもち、………、夫に対して被害的になりやすい”
と、読み替えることが可能だと思います。

今まで読んできた本は、どうしてもお子さん中心に書かれていて(この本もそうなのですが…)、成人の家族としては、参考にして実行できそうなことがあまり得られなかったのですが、この本は、具体的な事柄として書いてあったわけではないのですが、いろいろなヒントを私に授けてくれました。

しっかり基本が書かれているので、読者が各々応用できるように書かれている…とでもいったらいいのでしょうか。
高機能広汎性発達障害をお持ちのお子さんに関わる方だけでなく、配偶者が自閉圏にいらっしゃる方にも読んでいただけたら、きっと参考になるヒントがみつかると思います。




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『ありがとう、フォルカーせんせい』

いただいた子供向けの雑誌の購読サンプルに、『おすすめBOOK欄』がありまして、その月の特集は『障害の本』でした。
みんなと違って生きる、みんなと同じように生きる、という人生にとって大切なことを子供たちに紹介し、知ってもらい、考えてもらおうという主旨で選ばれた本のようです。

驚いたことに、全部で5冊紹介されていたのですが、肢体不自由児が主人公の本3冊。
そして、一冊はアスペルガー症候群の男の子が主人公で、もう一冊はここにご紹介する『ありがとう、フォルカーせんせい』でした。

ひと昔前…というより、数年前では、ありえなかった扱いだと思います。
それだけ発達障害に対する世間の認知度が、上がってきているということではないでしょうか?

1人でも多くの人が、おぼろげながらでも発達障害というものをもつ人々がいるのだ、と認識して過ごしてくれたら、お互いにもっと生きやすくと思います。
なので、ちょっと嬉しかったです。

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本日、図書館の近くに用があったので、ちょっと図書館に寄って探してみたら、児童書のコーナーにちゃんとおいてありました。

パラパラッとめくると、すぐ読めそうだったので、図書館の椅子に座って読み始めたら…
不覚にも涙が止まらなくなってしまい、(ついでに鼻も…)ティシュたくさん使っちゃいました。
その時々の主人公の気持ちが、本当に痛いほど伝わってきて、自分までどうしようもなくつらくなってしまったんです。

この本の主人公はトリシャという女の子です。
5年生になってフォルカー先生に出会うまで、だれも気がつかなかったけれど、トリシャは読み書きのLD(ディスレクシア)を持っています。

絵とともに文章を読んでもらいたいので、内容の紹介はこれ以上は書きません。

対象年齢は小学校中学年からとなっていますが、作者自身が絵も書いていて、児童書というよりは、少し文章が多めの絵本のようなつくりです。

すぐに読めますが、内容はとてもとても濃いです。

絵とその時々のエピソードが、あまりにもマッチしているので、その時々のトリシャの気持ちがくっきりとわかり、トリシャのつらさが自分の心でもはっきりと感じられます。

フォルカー先生は実在の人物で、トリシャは作者のパトリシア・ポラッコ自身がモデルだそうです。


ありがとう、フォルカーせんせい [ パトリシア・ポラッコ ]
ありがとう、フォルカーせんせい [ パトリシア・ポラッコ ]


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もう一冊紹介されていたアスペルガー症候群の男の子が主人公の本は
『ベンとふしぎな青いびん』
キャシー・フープマン・作 代田亜香子・訳 あかね書房 小学校中学年~

です。


ベンとふしぎな青いびん [ キャシー・フープマン ]
ベンとふしぎな青いびん [ キャシー・フープマン ]




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プロフィール
・アスペルガー症候群の夫:Qさん
・1996年生まれの息子:ノロリ
・2001年生まれのLD娘:チビひめ
との生活に、孤軍奮闘中。

メインブログの『パパはアスペルガー!』
で、いろいろ愚痴っています。
はじめにお読みください
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